そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

ゴッドファーザー。

tohoシネマズさんのごぜじゅう企画はカナーリ認知されたのか前日からネット予約する人が多くなり。それに今回は「ファイナル」やしね(汗)。

 

最近は古い映画じゃ物足りず新し目(といっても70年代~)のヒット作もやるのでその影響もあり。『パルプ・フィクション』は目玉なのか物凄い人気で当日のチケットは完売状態。見逃してしまった(くそー)。でも場所によっては「お客さんまばらだった(´・ω・`)」というツイートも見かけ。パルプ・フィクション』なのに!

 

coco.to

この作品も前日にネット予約しようとページ開いたら残り3、4席という人気。やはり満足度高し。名作は色あせないよなぁ。

 

映画と音楽は切っても切れない関係にあって。映像の出来が良いと相乗効果で音楽も素敵な作品多いしね。それが名作たる所以。ニーノ・ロータの『ゴッドファーザー 愛のテーマ』が名曲すぎる。

 


「ゴッド・ファーザー」 愛のテーマ

ほんと「いい仕事してるなぁ」と感心するわ。『太陽がいっぱい』『道』の曲も大好き。ちなみにアカデミー賞などの受賞歴は『ゴッドファーザー』のみ(正しくは『ゴッドファーザー』と『ゴッドファーザーIII』)。

 

当時のコッポラ監督はまだ無名だったそうで。コッポラも会社側と意見が食い違ったりして「いつ(監督を)降ろされるかヒヤヒヤしていた」そうな。なのでスタッフも「大丈夫だろうか」と心配していたのだが意外や意外大ヒット。やったね!

 

公開されると当時の興行記録を塗り替える大ヒットになり、同年度のアカデミー賞において作品賞主演男優賞脚色賞を受賞した。1990年にはアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録された。

ゴッドファーザー (映画) - Wikipedia

 マーロン・ブランドも主演男優賞を断ったというのが気骨溢れてるよなぁ。原作者はマーロン・ブランドをドン・コルリオーネ役に想定していたらしいが彼は超有名俳優であるが「気難しい」と評判で映画関係者は敬遠してたそうで。それをブランドが知って「どうしてもこの役をやりたい」とイメージフィルムを送ったという意気込み。

 

風と共に去りぬ』のヴィヴィアン・リーがスカーレットを演じるために生まれてきたようなもんだとしたら『ゴッドファーザー』はブランドの為にあるようなもん。このオーラはすごい。こないだごぜじゅう企画でやった『サンセット大通り』のグロリア・スワンソンの女優オーラぐらい凄い。凄すぎて鼻血出るわ。

 

ドンが銃弾を浴びて倒れるシーンから三男のマイケル(アル・パチーノ)が活躍し出すのですが。彼もコッポラ同様、無名扱いだったそうで。というか『ゴッドファーザー』自体、マーロン・ブランド意外は有名じゃなかったわけで。アル・パチーノジェームズ・カーンロバート・デュバルもこの作品で一気にスターダムに上り詰めるのが凄いなぁ。

 

まだ無名だった監督や俳優が大ヒットをきっかけに有名になるというのはよくありますね(『エイリアン』のリドリー・スコット監督、シガニー・ウェーバーとか『ターミネーター』のキャメロン、シュワちゃんとか)。この『ゴッドファーザー』のパターンと似ている(ひとりだけ有名俳優)のは『LOTR』シリーズのピーター・ジャクソン監督かな。

 

そんだけ有名な作品だから名言も多くて。

ciatr.jp

「奴らに断れない申し出をする」「友達は近くに置いて、敵は自分の懐に入れておけ」「絶対に敵を嫌うな。判断に影響を及ぼすからな」「どんなに強い奴でも友達は必要なんだ」もう・・名言のオンパレードすな。

 

 

やはり裏社会というのは誰でも興味そそられるものなのね。日本では『仁義なき戦い』がヒットしたし。ちなみに『ゴッドファーザー』は1972年、『仁義なき戦い』は1973年の作品です。

そんなアル・パチーノより僕と踊りませんか?

ではまた( ´ ▽ ` )ノ