そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

ジャイアンツ。

coco.to

久しぶりに「大河ドラマ」を見たよ。大河ドラマって大抵主人公の若い頃がすごい面白いのだが『ジャイアンツ』は後半が特に面白い。というか何故に邦題は複数系?(原題はGIANTなので微妙すぎるタイトルだよなぁ)。

 

この作品を見て最初に思ったのは「ああ、人って自分を認めてくれる人に好意を持つのだよねぇ(たとえそれが愛情でなくとも)」ということ。心理だよね。ビッグ(ロック・ハドソン)とジェット(ジェームズ・ディーン)の確執がこの物語のメインなんだけどビッグの姉ラズ(マーセデス・ケンブリッジ)が変わり者ジェットの唯一の理解者なんですな。

 

あとメイドであっても分け隔てなく接してくれるレズリー(エリザベス・テイラー)ね。リズ綺麗すぎや。ああ、こんな美人さんなら男どもがほおっておかないなぁ(実際リズは8度結婚しているのも凄い)。

 

そんなレズリーに横恋慕しているジェットが段々こじらせちゃうんだけどね。特に後半の壮年になったジェットのこじらせっぷりがすごい。飲兵衛オヤジやんw。

 

ごぜじゅう企画で見た大河ドラマは『風と共に去りぬ』(大傑作!)と『ドクトル・ジバゴ』『アラビアのロレンス』(さすが巨匠リーン!)なんですが今作の『ジャイアンツ』もなかなか良いのですよ。タイトルロールの牛がワラワラ集まってくるシーンからして「すごいなぁ」と圧倒されます。

 

リズの綺麗さは勿論なんですが準主役のジェームズ・ディーンの遺作となったのでも有名ですね。ジミーは「永遠」になっちゃったのだね。生前「レースは怖くないですか?」という記者の質問に「車に乗って危険を感じるのはレース場ではなく一般の車道です」という回答をしたのが本当になっちゃうなんて(なんて皮肉!)。

 

映画[編集]

このうち主役、及び準主役は『エデンの東』『理由なき反抗』『ジャイアンツ』のみ。なんて早すぎる死なんだ!これは惜しい惜しすぎるっ!ちなみに自分は『エデンの東』が大好き(音楽聴くだけで目頭が熱くなります)。

 

で、この『ジャイアンツ』では後半にデニス・ホッパーがビッグの息子役で登場します。いやぁ、若いなー。娘役のキャロル・ベイカーがめっちゃ可愛いのなんの。リズの娘役としては最適ですね。ちなみにデニス・ホッパーは『理由なき反抗』『ジャイアンツ』でジミーと共演し彼の生き方や演劇に対する概念が共鳴していた為にジミーの事故死は若いホッパーに衝撃を与えたそうです。

 

ジェームズ・ディーンといえばどうしても小森のおばちゃま思い出しちゃうんだけどね。

 

 

そして。片岡鶴太郎の「小森のおば、おば、お化けちゃまよ~」モノまね思い出しちゃうんだけどね。