そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

トップの品格。

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「大人げない」これに尽きる。しかも中継されとるし。

 

セレーナ・ウィリアムズもブーイングした観客も。審判に文句言うのは普通にあるかもしれない(だってにんげんだもの)。でも商売道具でもあるラケットをブン投げて折るというのはどうよ。プロとしてありえん。子供かよ。

 

これらの批判の声に対し、ナイト氏は自身が描いたオーストリアのスター選手ニック・キリオス(Nick Kyrgios)の「行儀の悪い」肖像画を引き合いに、「人間の振る舞いに関して、性別を持ち出すな」と反論した。(c)AFP 

ですよねー。差別ちゃうやろ。人としての振る舞いに「品性の欠片もない」ことしたのだから。いくら興奮してるからとしても観客も同調してブーイングすることないのに。まるでナウシカのオームみたいだな。冷静になろうぜ。

 

熱狂的なファンが生まれる心理のメカニズム

こういうの見つけた。ふむふむ。

 

ファンはただ応援したりグッズを買うだけでなく、握手会や総選挙への投票、ファン感謝祭などで選手やアイドルと触れ合っていくうちに、自分も集団の一員だと認識するようになり、一緒に盛り上げて行こうという気持ちはどんどん大きくなります。

 集団心理なのね(集団同一視というそうです)。「人は自分を大事にしてくれる存在を好きになる」とは。なるほろなぁ。

 

集団同一視によって生きがいを見出したり頑張れるのであればおおいにけっこうですが、極端になりすぎると争いの種になるので注意が必要です。

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」じゃないけど周りがブーイングしたから白熱して自分も・・というのあるかもねー。つかあの場にいた観客、ひとりになってよくよく考えてみたら「何をやってたんだろう?自分」という気持ちになった人もいるのではないかと。

 

【テニス】何でテニスの男子ってあんなにラケット壊すの? : スマッシュ速報

錦織も壊したことあんのか(汗)。メンタル的にもキツいのだろうて。

 

【海外の反応】 パンドラの憂鬱 海外「さすが日本人だ」 大坂なおみ選手の振る舞いに世界から感動と賞賛の声

あの件のインタビューで。一番株を上げたのは大坂なおみ選手かも。挑戦者なのにテニス界の女王よりも品位があるというのはどうよ。普通は観客に謝ることしないだろ。

その後、「セリーナ選手と全米の決勝で戦うことがずっと夢でした」と語った上で、
「その夢を達成出来て本当に嬉しく思っています。
 あなたと対戦することが出来て良かった。
 一緒にプレーしてくれてありがとう」
と、
ここでも感謝の言葉を口にし、ウィリアムズ選手にお辞儀をしました。

 こうまで言われたんじゃ女王だってホクホク顔でしょうて。なおみ謙虚すぎてええ子や!どんな状況であれ「勝ちは勝ち」よりも日本人はその過程に感動するんだよ!

 

日本の国技でもある相撲界でも協会が白鵬に「横綱としての品位がない相撲とるな」と注意したんだぜ。日本人は品位とか品格とかそういう所にこだわるのかもね。

 

★★

 

NHK大坂なおみ選手の特集やっていたのを見て。もともと大坂選手はパワーのあるテニスでセンスもあるし成績も悪くないほうだったのです。如何せんメンタル的な部分が幸いすると「勝てる試合」もダメになってしまう。勝ち進んで世界ランクもぐんと上がったのは今年からだそうで。

 

というか世界ランクってグーグルのページランクみたいなもんであんまし関係ないかと(ワールドカップで実証済み。まさかあそこまで頑張るとは思わなかったし)。

 

で、そんな大坂なおみ選手の活躍が目覚しくなったのはコーチが変わってから。「破竹の勢い」とはよくいったもんだ。コーチ(サーシャ・バイン)との相性も抜群だったのね。そのコーチがとった戦略が結構シンプルだけど「選手のことをよく見てるなぁ」と思ったな。

  •  なおみ選手は力を出し切るプレイをしがちなので極力抑えて「ここぞ!」という時に100パーセントの力を発揮する。
  • ミスはなるべくしないようにする。逆に相手のミスを待つ。

これだけなんだけど「言うは易し」で結構難しいよね。世界の壁は高すぎるし。特にミスはセリーナ・ウィリアムズ選手の半分だそうです。スゲーわ。

 

 

メンタル的にもだいぶ成長したのかも。あの会場の凄まじいブーイング・・自分だったら「ママー!」と泣きながらおしっこ漏らしてるわ。

そんなトップより僕と踊りませんか?

ではまた( ´ ▽ ` )ノ