そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

七人の侍。

ごぜじゅう企画で何度も上映する作品があります(そんだけ人気作品なんですが。投票でもしてるのかな?)。だいたい再上映するのは前回2週間だったのが今回1週のみというのに対し。

クロサワ作品『七人の侍』は超有名だし面白いしお客さんが入るからか2週上映。ヒャッハー!さすが世界のクロサワ。

 

coco.to

満足度100パーでないのが悔しいところw。ま、いろんな見方があって面白いですが。クロサワ映画ファンの間でもベストワンに入るこの作品。何度見ても面白いなぁ。名作は色あせない。

 

前回は菊千代の野生児まんまな濃ゆいキャラと野武士に襲われた母親から赤子を取り上げて「こいつは俺た!」にジーンときたのですが。今回は菊千代も良いが他のキャラにも目がいくようになり。

 

普通7人も集まると「ちょっとコレは・・」とあまりお友達になりたくないキャラも出てくるんだけど。『七人の侍』は皆さん良いキャラで。島田勘兵衛(志村喬)は上司にしたいくらいだし。「策士だし人当たりもいいし常に周りを見てるし優しいけど厳しい」という良い上司ナンバーワンなのではないのかしらん。片山五郎兵衛(稲葉義男)が「お主の人柄に惚れた」というのもわかるな。

 

つかワシもこんな人間になりたい(無理だがな)。

 

久蔵(宮口精二)のキャラも捨てがたい。凄腕の剣客で無口で無愛想だが優しくて(ルパンの五右衛門みたい)。勝四郎(木村功)と志乃(津島恵子)の逢引を目撃しときながら黙っていたり勝四郎が尊敬するのは無理ないわな。久蔵キャラはどちらかといえば三船敏郎ぽいけどね(でもやっぱり野生児が似合う!)。

 

平八(千秋実)が頑なに心を閉ざす利吉(土屋嘉男)を気遣って寄り添うシーンなんかいいなぁ。菊千代は与平(左卜全)を「あほ」と馬鹿にしながらも寄り添ってたし。もうね・・なんかいいんですわ。

 

 

黒澤明は完璧主義者で有名なんだけどクロサワ作品の裏話が凄い。この作品では野武士の本拠地を放火するシーンあるんだけど「もっと燃えるように」とスタッフが灯油を撒いたため燃えすぎちゃってバックドラフト現象起こったというほど。すごいわ。