そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

悪魔のような女。

うぉぉぉ!俺は今モーレツに感動している(あれ?デジャブ?)

 

coco.to

満足度100パー。なぜなら2人しかレビューしてないからw

アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督は『恐怖の報酬』(1953年)が超有名だが自分は『悪魔のような女』(1955年)が好き。半世紀以上経った作品(しかも名作!)がスクリーンで見られることに感動。

 

1996年にシャロン・ストーンイザベル・アジャーニ主演のリメイクが作られたんだけど「リメイクはオリジナルを超えない」というセオリー通り見事に超えませんでした。オリジナル版はおフランス映画独特の雰囲気が堪らんのよ。エスプリの効いたオチもおフランスならでは。未だに人気あるのわかる気がする。

 

パリ郊外の小学校。校長のミシェルは、病弱な妻クリスティーナがありながら、同校の女教師ニコールと愛人関係にあった。粗暴なミシェルに我慢が出来なくなったニコールとクリスティーナは結託し、ミシェルを殺害して敷地内のプールに遺体を沈める。その後、ある理由でプールの水を抜かねばならなくなった時、沈めたはずのミシェルの遺体が無くなっていた。それからというものの、2人の周囲には、ミシェルがあたかも生きているかのような物証が次々と判明し、ついには警察の介入を招いてしまう。

悪魔のような女 - Wikipedia

 このようなストーリーなんですが。この作品のすごいところは効果音が一切ない所。昨今のホラーやサスペンスは「これでもか!」というくらいな効果音でビビらせるが。イタリアンホラーなんかハッタリかますしw。

 

悪魔のような女』はシンプル・イズ・ベスト。そんな小手先の怖さを演出しなくともジワジワきます。クリスティーナ役のヴェラ・クルーゾーが上手すぎる。綺麗だし。対するニコル(シモーヌ・シニョレ)の悪女ぶり。アンニュイ入ってるなぁ。「金髪ねーちゃん=悪女」というイメージ付いたもんなぁ。

 

 

悪魔のような女(1955) - みんなのシネマレビュー

こちらのクチコミの方が活発。サスペンスの教科書的作品なのでサスペンス好きには激おすすめ。未だに色あせないのは名作たる所以だね!