そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

アンタッチャブル。

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ちゃうちゃう。それはお笑い芸人や。

 

coco.to

久しぶりの満足度100パー。デ・パルマ優等生な作品ですからね(当然かも)。それよりもだ。tohoシネマズさんのごぜじゅう企画は新し目の作品もちょくちょく出てくるようになったなぁ。作品を選出する映画評論家に町山智浩氏も加わるようになったから?

 

なにはともあれ良いことです。期間は短いがリーズナブルなお値段で過去の名作・傑作を映画館で見られるのはとても嬉しい。

 

それはそれとして『アンタッチャブル』。デ・パルマ作品の中で最も評価高いし大ヒットしたクチかも。脚本だって演出だって良いし音楽はエンニオ・モリコーネだし配役はケビン・コスナーはもとよりアンディ・ガルシアショーン・コネリー。なんといってもアル・カポネ役のデ・ニーロ!

 

いろんな人がギャングやマフィアのボスを演じてきたがマーロン・ブランドとデ・ニーロは別格です。オーラが違うよオーラが。

 

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それも違う。

 

とくにカポネが幹部を集めた晩餐会のシーンは芸術的なインパクト。三谷幸喜作品『ザ・マジックアワー』でもパクってます。パクリってアレだけど映画はそんだけ有名になったことの証にもなるし一概に負のイメージがつきまとうわけでもなさそうだね。この世界って持ちつ持たれつだし。

 

で、そんな『アンタッチャブル』もシカゴ駅乳母車階段落ちシーンは『戦艦ポチョムキン』パクってるし(パクリというかオマージュだけどね)。あれ本当は列車内でドンパチやるはずだったけど予算の関係上こうなったんだって。でもハラハラドキドキする演出で最高に盛り上がったけど。

 

でもファンとしては「デ・パルマお利口ちゃん映画だな」としか思えず。本当に面白いんだけどね。アカデミー賞助演男優賞)も取るほどの実力だけどね。確かに最高なんだけど「デ・パルマの持ち味はこんなんじゃなーい!(`・ω・´)」なのですよ。

 

ねちっこい演出がデ・パルマ得意なんじゃないかと。ヒッチコキアンなんだけどヒッチよりもねちっこい感じ。どちらかといえばダリオ・アルジェント寄り。だからパルマは有名だけどスピルバーグやルーカスのような大メジャーには成りきれないかと。コアなファン多いし(そういうところが大好きなんだけど)。

 


Ennio Morricone 映画「アンタッチャブル」 Main theme from THE UNTOUCHABLES

 

 

久しぶりの更新なんでいつもより余計に画像を貼っときましたw。