そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

やはり配給会社にもジレンマがあるのだな。

「映画を観るには視点が大事だと思うんです。届けたい客層の視点を意識して宣伝コンセプトをつくるので、本国と路線が違うこともあります。 しかし、あまりにも雰囲気とタイトルが違うので、最初は制作元に『なんでそんな変更するんだ!』って言われましたね……」

洋画のポスター、日本版はデザイン変えすぎ!? 映画配給会社の言い分は…… - イーアイデムの地元メディア「ジモコロ」

こないだtohoシネマズさんの午前十時の映画祭で『愛と哀しみの果て』をやってたのですが。なんちゅう邦画タイトル(汗)。現代は『Out of Africa』なのに(アフリカを出てからの手記なのでまんまですねw)。それにしても邦画タイトルがひどすぎ(当時、『愛と青春の旅立ち』が大ヒットしてから『愛と~の』というタイトルが目立ちすぎですた)。

 

「あと、お客さんはこれを見て『この映画はお金を払って観るに値するか』を判断するので、『受賞歴』『スターが出てる』『感動できそう』『有名人からのコメント』などの安心できる要素も必要だと思います。そうすると、どうしても文字は多くなってしまいますね」

洋画のポスター、日本版はデザイン変えすぎ!? 映画配給会社の言い分は…… - イーアイデムの地元メディア「ジモコロ」

ほほぅ。そういやポスターの多くは上の方にばばーんと「アカデミー賞」とか「パルム・ドール賞」等と惜しみもなく書いてあるよなぁ。それに芸能人の(絶賛)コメントなら鉄板ですな。「ダチョウ倶楽部の掴みはオッケー」みたいだな(映画CMでもそうだし)。だからチラシはごちゃごちゃ感が半端ないわけね。

 

それと同じようなもんで地獄の出口調査みたいなの時々CMで見かけますね(映画見終わった人のインタビューね)。「すっごく感動しましたー!」「キュンキュンしましたー」とか満面の笑みで答えるんだけど当然ながら酷評はないよね。そういうのも判断材料になるのだよなぁ。

 

「でもまぁ、どんな配給会社も『映画を悪くしよう』なんて絶対思ってないですよ。うちが特徴的なコピーをつけることだってそう。どの要素も『人に認知してもらいたい』という狙いがあってのことなので……。認知しなければ、人は観に行きませんから」

洋画のポスター、日本版はデザイン変えすぎ!? 映画配給会社の言い分は…… - イーアイデムの地元メディア「ジモコロ」

 だよなぁ。宣伝したからにはひとりでも多く見てもらいたいわけだし。だからといって釣りだと思われてもアレだしなぁ。

 

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でも「ンボボボボオォ」って(滝汗)。

 

 

とにかく。「なにこれふざけてんの?」と思えるコピーでも一生懸命考えたということはわかった!

そんな配給会社より僕と踊りませんか?

ではまた( ´ ▽ ` )ノ