希望はいいものだよ。たぶん最高のものだ。いいものは決して滅びない。(by『ショーシャンクの空に』)
映画って「後出しジャンケン」が出来るエンタメだと思うのです。今年は不作だな・・と思いきや後半から年末にかけて面白い作品が出てきたり。去年はSW祭り一色でしたからな。未だに人気衰えず。ヤッタネ!J.J.エイブラムス監督、スタトレ蹴った甲斐あったね。
やはりSWは超大作、超目玉商品なんで配給会社はいろんな作品の公開時期をずらしたと思うのですが。今年は『ブリッジ・オブ・スパイ』『ザ・ウォーク』といいロケットスタートじゃないかとw。
で、この『オデッセイ』。すげー。NASA全面協力だけあるわ。リドリー・スコットやったね!つか大風呂敷広げすぎちゃった『プロメテウス』の続編はどうなったの?
映画のチラシには「主人公はスーパーポジティブ」と書いてあったけど。所ジョージや高田純次、松岡修造のイメージあったんだけど実際見たら「なぁんだ。ちっともスーパーじゃないじゃん。むしろ普通なポジティブさ」という感じで。
予告編まんまなんだけどね。でも流石にリドリー。予告編詐欺や「お腹いっぱい」になりそうな予告が多い中、きっちり見せてくれます。
主人公マーク・ワトニー(マット・ジミー大西・デイモン)がポジティブなんでクスクス笑かすシーンあると思いきや感動シーンもあり。ツボなところが3つくらいあったなぁ。ワトニーが火星でぼっちになるシーンと救出シーンは涙が出たし。
『アポロ13』の困難に次ぐ困難を倍増しで映像化しちゃったような物凄さ。しかもNASA全面協力なもんだからリアリティは半端ない。これ、時間の都合上2Dで観たのだが3Dだと充分楽しめるのではないのだろうか。
あと目玉はワトニーの火星サバイバル。彼の持っている知識をフル活用して家庭菜園しちゃうのはすげー。火星なんだよ。空気ない(ものすごく微妙)んだよ。水ないんだよ。植物を育てる要素が全くない惑星で・・。
地球との交信手段が面白かったな。最終的には衛星を通じてメールがやり取りできるようになるんだけどそこに至るまでの過程が( ・∀・) イイネ!
そしてそして。ワトニーが船長の残していった音楽をかけまくるわけなんですが。まさかのディスコ・ミュージック!しかも全編。高尚なSFが一気にオッサンホイホイ化しましたな。うひょー。
しかも。エンドロールに流れる曲が
グロリア・ゲイナー『恋のサバイバル』。
何このセンスw
★
グロリア・ゲイナー 恋のサバイバル Gloria Gaynor I Will Survive
もうこれ以上何もいえない・・