満足度高し。tohoシネマズさんのごぜじゅう企画で鑑賞。流石に夏休み中だけあって30分前に行けば余裕で席を取れるのにほぼ埋まっているという状態。ヽ〔゚Д゚〕丿スゴイ。でも一番すごかったのは『砂の器』(たぶん去年やった)の回かな。満席だったもの。
『恋におちたシェイクスピア』ごぜじゅう企画にしては珍しくあまり古くない作品で。
ダメだったという人もいるようで。ま、感性は人それぞれだしね。
レビューは400本近くありました。(`02年、1月現在)評価は、☆を5つ(最高点)もかかげた人から、☆が一つしかかかげなかった人もいて、大きく割れています。高い評価をした人は、主役男女の恋に感動したというのが高評価の要因、というのが多かったです。アイルランドの女性で、偶然この映画を見て感動した、素晴らしい映画ですと書いてあるレビューがありました。一方、ニューヨーク在住の方で、40年以上もシェイクスピアの演劇を見続けてきたが、この映画はシェイクスピアをきちんととらえてないというレビューもありました。☆を3つにした人には、ラブストーリーとしてはよくできているが`98年のベストではないと書いた人もいます。同じ年にスピルバーグの「プライベート・ライアン」が発表されたことから、「なぜ "Shakespeare in Love" がオスカーを独占したのか?」という意見もありました。
( `・ω・) ウーム…
ちなみに。第71回アカデミー賞での『恋におちたシェイクスピア』は
作品賞、主演女優賞(グウィネス・パルトロウ)、助演女優賞(ジュディ・デンチ)、脚本賞、ミュージカル・喜劇音楽賞、美術賞、衣装デザイン賞
7部門も受賞。対して『プライベート・ライアン』は5部門。それでも多いですねー。あと複数受賞した映画は3部門の『ライフ・イズ・ビューティフル』でした。
twitterで「なぜグウィネス・パルトロウが主演女優賞に?」というつぶやきも見つけたけど自分は妥当かなと。それよりも2008年のアカデミー主演女優賞(ケイト・ウィンスレット)がちょっと納得いかなかった。確かに『愛を読むひと』のケイトの脱ぎっぷりは良かったw。だがアンジー主演『チェンジリング』に比べたら。アンジー良かったのに・・(汗)。
ま、それはそれとして。話を『恋におちたシェイクスピア』に戻します。
主演のグウィネス・パルトロウやジョセフ・ファインズはもちろんのこと脇キャラがしっかりと固めてます。ジェフリー・ラッシュ、コリン・ファース、ベン・アフレック。そして助演女優賞をゲットしたジュディ・デンチと物凄い顔ぶれ。もうお得感倍増。
ストーリーはちょっと前のメグ・ライアンやキャメロン・ディアズが得意としていたようなロマンティック・コメディ。タイトルの「シェイクスピア」というネームバリューでお芝居好きも興味持つこと受け合い。作品賞、脚本賞に選ばれただけありテンポもいいし ダレることないですね。
『ロミオとジュリエット』が出来るまでな内容なんですがフィクションである反面、実在の人物をストーリーに登場させたりして脚本が本当に良い。最初、ロミジュリは違うタイトルで喜劇だったというというのも面白い。それになんといってもジュディ・デンチの存在感!これに尽きます。
あと。この『恋におちたシェイクスピア』と合わせて読んで見てもらいたいのが
シェイクスピア別人説というのに臨んだローランド・エメリッヒ監督。エメリッヒ作品といえばデザスタームービーなんですが御本人が10年も構想を練っていただけあって骨太な作品に仕上がってました。『恋におちたシェイクスピア』のような出演陣に派手さはないものの俳優さんはきっちり演技しています。どちらも甲乙つけがたい。
そして。甲乙つけがたいといえばエリザベス女王役のバネッサ・レッドグレイブ!この貫禄といったら!やはり名女優じゃないと務まらんのかもね。
それにしてもシェイクスピアって愛され続けた劇作家であるのに手紙や自筆原稿も残っていなく法律や古典の知識がなければ書けない作品であるが本人の学歴からして不自然だという別人説を唱えてる人もいるんだってね。
★
そんなシェイクスピアより僕と踊りませんか?
ではまた( ´ ▽ ` )ノ