そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

\(◎o◎)/!tohoシネマズさん、ごぜじゅう企画で巨匠リーンの後に『風と共に去りぬ』やっちゃダメっすよw。

いくら巨匠でも大作には適わないよなぁ。つか『ライアンの娘』もMGMなんだっけ(当時、飛ぶ鳥を落とす勢いのMGMだったからね)。

 

coco.to

当然ながら満足度100パー。つか『ライアンの娘』は上映時間195分で二部構成だったけど『風と共に去りぬ』は228分ですか(汗)。もちろん二部構成なんだけどね。

 

やはりこの不朽の名作は数年に一度リバイバル上映されるね。だいたいリバイバルされやすいのはチャップリンヒッチコックかな(映画だとキューブリック『2001年宇宙の旅』とか)。

 

ヴィクター・フレミングの名前を知らなくとも『風と共に去りぬ』の監督さんと言えば10人中12人はわかるかな。それだけ鼻血が出るほど有名な作品。原作の小説も「聖書の次に読まれる」と言われるくらいな大ベストセラー。

 

当時、飛ぶ鳥を落とす勢いのMGM。「もうこれ以上の作品はできないだろう」とお金と時間と才能をかけた『風と共に去りぬ』。不朽の名作とはよくいったものでリメイクやら続編ぽいのも出来たけど未だにこれを超える作品にはお目にかかったことがありません。普通は原作ファンはイメージ出来上がってるので映像化は不服みたいなのが多いのだけどこの作品は映画の方が有名になったのではないかな。

 

全編セットというのが凄すぎ。武器庫炎上もさることながら野戦病院に怪我人が収まりきれずに外まで沢山の人がいるのは。カメラがパーンすると何処までも何処までも続くのだよ。「ええっ!これ全部セットかよ」と唸ったもの。

 

1939年の第12回アカデミー賞に「作品賞」「監督賞」「主演女優賞」「助演女優賞(なんと黒人初!)」「脚色賞」「撮影賞」「美術賞」「編集賞」と8部門受賞(13部門もノミネートというのも凄い)。

 

やはり映画はストーリーありきなんですが。脚本が( ・∀・) イイネ!

 

スカーレット(ヴィヴィアン・リー)は何故アシュレイ(レスリー・ハワード)に御執心なんだろう?つか「アシュレイは私を好きなはず」なんて図々しいにも程がある。あの美貌じゃ傲慢になっても仕方ないんだけどね(ちやほやされっぱなしだしな)。でもスカーレットなら許せちゃうから不思議。それに比べてメラニー(オリヴィア・デ・ハビランド)の性格の良いこと。天使とはまさに彼女のことだな。

 

アシュレイがメラニーを選んだのも納得だわさ。つか誰でもメラニーが好きになるんじゃないかな。あなたはマザー・テレサですか?

 

でもね。映画が終わり近くになるとスカーレットは自分に正直なのでは?と思うようになるのです。たしかに妹のフィアンセを横取りしたり振られた腹いせに好きでもない人と結婚しちゃうのはアレですが。

 

レット・バトラー(クラーク・ゲーブル)が「俺たちは似た者同士だ」というのも納得。バトラーも自分に正直なんですよ。スカーレットにプレゼントして「見返りを期待している」とか平気で言っちゃうもの。

 

流石に不朽の名作だけあって名言多いなぁ。「明日のことは明日考えよう」というラストのセリフは当然ながら自分が気に入っているのは第1部ラストのセリフ。「たとえ盗みをしても人を殺しても決して飢えでは泣きません」と神に誓っちゃうあたりスカーレットの気性の激しさを表していますね。あと「私は幻を愛していたのね」も名言!

 

ストーリーも然ることながら音楽( ・∀・) イイネ!「タラのテーマ」が流れるたびに涙が出るほど感動だぜよ。あの音楽は壮大だなぁ。

 

 

いやぁ、映画って本当にいいですね。

そんな水野晴郎より僕と踊りませんか?

ではまた( ´ ▽ ` )ノ