そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

ジャンル分けが非常に難しい映画『バードマン』。

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最初、「なにこのサブタイトルは!」「キューブリック作品『博士の異常な愛情』のパクリ?」とも思ったが。原題まんまなのね(ちなみに『博士の異常な愛情』の原題は”Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb”)

 

主役であるマイケル・キートンのインタビュー記事読んだら「説明しにくい。どのジャンルにも属さない映画だ」とあったんだけど。まさにそのとおり。ううむ。これは難しい(内容じゃなくってね)。冒頭でリーガン(マイケル・キートン)が宙に浮かんでいるから「おバカ映画?」と思ったらそうでもないようだしw。

 

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 特集: 映画ファンよ、待たせたな──とうとう『公開』だ!「バードマン」見ますか? それとも映画ファン辞めますか? - 映画.com

映画ファンはニヤリとしますがな。ファンでなくとも( ̄▽ ̄)

 

なんせ怪我をした俳優の代役を誰にするか相談するシーンで「ウディ・ハレルソンはどうだ?」「奴は『ハンガー・ゲーム』の撮影中だ」「じゃベネディクト・カンバーバッチは?」「彼は『Xメン』の撮影中だ」というセリフの応酬にファンは( ̄∀ ̄)。

 

結局たまたまスケジュールに空きがあった実力派俳優マイク・シャイナーに代役を頼むが才能はあるが性格に難アリという曲者で。マイク役のエドワード・ノートンうまいなぁ。すげーわ。

 

映画のイイトコドリなようでそうでもないし「この作品のパクリだろ!」とも言えないなんとも微妙な作品でしたな。脚本や演出はさすがだ。

 

21グラム」「バベル」「BIUTIFUL ビューティフル」と、リアルな人間の葛藤や苦悩を突き付けてきたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が、初めてブラック・ユーモアに挑んだのが今作。劇中劇を交えながら全編ワンカット(に見えるように撮影)、音楽と画面をシンクロさせるという、かつてないほどのトリッキーな構成にチャレンジし、主人公リーガンを実際の境遇が似ているキートンに演じさせてもいる。この発想は、まさに新境地。映画史に残る「誰も見たことがない映画」の誕生に、映画ファンが興奮するのは間違いない。

 まさにそのとおり。

 

ちなみに自分が「この作品にちょっと似ているな」と思った作品は。

 

 ほかにもありそうなんだけどねー。パッと思いついたのはこれくらいw。

 

 

出演者全員が演技達者なんで安心して見られます。エマ・ストーンもよかったなぁ。

そんなバードマンより僕と踊りませんか?

ではまた( ´ ▽ ` )ノ