嗚呼、やっちまった。TOKIOのリーダー(城島)でも言わないようなオヤジギャグをw。
それはそれとして。毎月1日はファーストデーなのでどの映画館でもポッキリ1100円(以前は1000円だったけど消費税絡みで)。2月は1日が日曜日なので「やはり話題作、超大作はアレでしょう」ということでそれは避けることに。で、こんなん観ました(byアツノ)。
アンジーが監督した話題の『アンブロークン』はただ単にこの『ミルカ』と被るから公開延期になった(中止なの?)と思った次第。つか内容被っても大抵は公開をずらすのだが(それでも『エイリアン3』は『ターミネーター2』とラストかぶってると酷評されたよね。だって相手はキャメロンなんだぜ)。
「印度あなどれん」と思いますた。予告編見た時から期待してたのだが。期待を裏切らないどころかそれ以上だったぜ。ちょっとホッコリ。
インド映画というと『ムトゥ 踊るマハラジャ』しか知らないのですが(汗)。ああいうボリウッドじゃなく『ミルカ』は正統派(?)伝記映画。実話ベースなのですが監督さんが言うには2割くらいフィクションありだそうです。そりゃそうだ。いくらなんでも足に怪我してそれでも頑張って走ったらインド記録を抜いたというのはアレでしょうw。
それよりも。ミルカの髪型は・・なんとかならんもんかのぅ。『Xメン』でウルヴァリンを初めて見たような衝撃(だって髪型がサリーちゃんのパパなんだもの)。まだ辮髪(べんぱつ)のほうが映画で見慣れてるのですが。この作品を見て思ったのが「イケメンはどんな髪型しようともイケメン」なんですなw。
あんまり公式サイトは貼らないんだけどねw。でもこの作品を観た人、観てないけど興味ある人はチェックしてみるといいかも。
このミルカ・シンという英雄の伝記映画を作ろうといろんな制作会社や監督さんが引く手あまたでオファー殺到してるのにラケーシュ・オームプラカーシュ・メーラ監督が1ルピーで映画化権をゲットした(ミルカの息子さんの激イチオシらしい)とかそのエピソードだけでも凄い。あ、ちなみに1ルピーは日本円で1.8円どす。
でもやはり映画は内容なんで。脚本もいいし演出もいい。それに編集もいいし欠点を見つけるの難しいんじゃないかと思うくらい(「そりゃねーだろw」みたいなところはあったが)。俳優さんたちも演技達者でミルカ役のファルハーン・アクタルさんは監督もこなすマルチタレントだそうで。
特にコーチがいい味出してるんだ。セガールの沈黙シリーズに悪役で出てもおかしくないくらいのコワモテ顔ですが良い人なんだよねー。
ボリウッドはちょっと苦手という人にもこの作品はいいかも。だってボリウッドは突然歌い出すわねーちゃんは綺麗なんだけど頭のてっぺんから声出してるしw。ダンスはあるがキャンプファイヤーだからドラマとしては普通です。でも見ているこちらまでウキウキしちゃうんだよね。
感動一辺倒だと思ったらクスクス笑えるシーンもあり。なかなかよかったな。ラストの印度パキスタン親善競技会に「ミルカ頑張れぇ!」と叫びそうになっちゃったよ。抑えるのに必死だったよ。
★
走ってミルカ(嗚呼、また・・)。
そんな印度より僕と踊りませんか?
ではまた( ´ ▽ ` )ノ