そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

『猿の惑星 ライジング』は結構感動したよ!

日テレの金曜ロードショーで『猿惑 ジェネシス』を放送したのだが。いくらテレビとはいえ肝心のラストをカットしてどーする。あれが続編につながるキモだったのに。

 

というか。あのラストで人類滅びちゃうんだから無理やり続編作らなくとも・・なんでも決着つけたがるのだな・・と思ったが。ごめんなさい。見くびってましたw。

 

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前作『ジェネシス』では愛情いっぱいに育てられたオスカーくんもオリに入れられ不条理な虐待を受けたことで怒り顔になってしまったが。前作はオスカーくんの成長物語だね。そんな猿惑がパワーアップしてました。もう感動さ!


coco - 映画レビューサイト

ここでも評判良かったです。みんな映画館に急げ(つかワシは回し者かw)。

 

前作(ジェネシス)の予告編は「猿と人間が戦って人間滅びちゃうんだな」という感じで臨んだら。猿が森(森林公園)に帰っちゃうというラストで。「あのウィルスで人間滅んじゃうんだな」と納得したのだが。

 

で、続編のライジングが最初の頃に想像していた「猿と人間との戦い」でしたな。しかもまたもや予告編に騙されますた。「あいつ(ゲイリー・オールドマン)が煽って猿との戦争になった」と思ったら。まさかの展開。つかゲイリーはちょっとしか出番ないのにあの存在感。さすが名優。

 

でも主役は猿たち。オスカー役のアンディ・サーキスさんが上手いなぁ。傷を負ってプルプル震えながら進むオスカーくんは流石だ。終始怒り顔なんだけどもともと優しい人間に育てられたので「ふっ」と優しい表情になるのよ。そこんところがいい。

 

表情といえばナンバー2のコバも悪意が迸ったような顔で。「性格が顔ににじみ出ている」人がいるけどそんな感じ。でもコバは人間嫌いになってもおかしくはない・・というかアレじゃ仲間を殺してまでも報復したくなるよね。

 

「君の気持ちは痛いほどわかるよ。わかるんだけどね。それやっちゃあんたが忌み嫌っている人間と同じになっちゃうじゃねーか」と言いたくなったよ。

 

憎しみは憎しみしか産まないんだよなぁ。戦争って人種と宗教がセットになっちゃうことが多いから厄介なんだよね。トップ同士が「はい、戦争やめます。みんな仲良くしましょう」と言ったって収まりつかねぇしな。

 

 

いやぁ、猿の惑星ファンにも納得のいく出来栄え。名作のリメイクよりも前日譚にしたほうがヒットしやすいのかもね。リメイクは絶対にオリジナルを超えないのだしね。

そんなオスカーくんより僕と踊りませんか?

ではまた( ´ ▽ ` )ノ