そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

『ブラック・レイン』は松田優作でもっていたような映画ですた。

ごぜじゅう企画で『ブラック・レイン』を鑑賞。ううーん。リドリー・スコット作品なのに・・あまりにもフツーだ。映像美は相変わらずなのだが。

 

松田優作のカリスマ性はパネェ。これが遺作だとは信じられない。最近は息子さんたちも頑張っているのだがお父ちゃんほどのカリスマ性はないよね(ファンの方ごめんなさい)。

 

つかリドリーはキャメロンの『ターミネーター』に嫉妬して松田優作演じる非情なキャラを作ったのかな。あそこまでやっちゃうと「アッパレ!」としか言い様がないし。いやぁ、敵キャラが魅力的だと映画はヒットするよね。

 

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 これは格好良すぎてヤヴァイ

 

主役のマイケル・ダグラスアンディ・ガルシア高倉健よりも出番少ないはずなのに物凄いインパクト。さすが俺たちの優作。というか日本の描き方は「?」だしタイトルからして今村昌平作品『黒い雨』と微妙に被ってるし(英語と日本語の違いw。調べてみたらどちらも同じ年に公開されてます)。

 

    • なお、題名の『ブラック・レイン(Black Rain)』とは、原爆投下や空襲によって起こる煤混じりの雨を指している(作中、菅井が大阪空襲後の黒い雨に纏わる因縁をニックに語る)。菅井はアメリカが戦後日本人にもたらした個人主義が、義理人情の価値観を喪失した佐藤のようなアウトローを産んだと暗にアメリカ人を批判し、「黒い雨」という言葉を象徴的に用いる。同年公開の邦画『黒い雨』の様に戦争をストーリーの中心に据えた映画ではない。

      ブラック・レイン - Wikipedia

何か微妙すぎるタイトルで。ちなみに公開は『黒い雨』が1989年5月、『ブラック・レイン』が同年10月です。映画会社考えたなw。

 

ううむ。もうちょっとタイトル捻れよ・・残念!戦争というよりはヤクザの抗争だし。抗争いうよりも佐藤(松田優作)の暴走だし。黒い雨関係ないし(セリフにちらと出る程度。つかこんなんタイトルすなー!)。

 

ともかく。松田優作格好良すぎてふつーの作品なのに彼の魅力でここまでヒットしたような作品です。撮影がヤン・デ・ボンかぁ。音楽ハンス・ジマーだって。この頃から活躍してたのか。

 

★★

 

オススメのリドリー・スコット作品を3つ程紹介。良い作品いっぱいあるんだけどね。

 

エイリアン

リドリー・スコットならこれで決まり!と10人中13人が言うはずです。シリーズ化しちゃったのにもかかわらず(しかも監督違うのに)ヒットしちゃうのはこの作品ぐらいなもんでしょう。エイリアンシリーズは1~4作目までシガバー(シガニー・ウィーバー)出てますがそれぞれの監督さんも今や押しも押されもしないヒットメーカーですからね。あげまん映画だ。

 

ブレード・ランナー

リドリー・スコットならこれで決まり!と10人中12人が言うはずです。この世界観はさすがだ。そういえばリドリーって日本好きなのかも(劇中にうどん屋台や「強力ワモト」の看板あるし)。ハリソンくんの出世作(あ、スター・ウォーズがあったかw)だし敵役レプリカントのルドガー・ハウワーの存在感がすごい。哲学入った台詞で格好いい!それに彼の妹的存在なダリル・ハンナが(・∀・)。確かこの作品で注目浴びたんだっけ。

 

テルマ&ルイーズ

リドリー・スコットならこれで決まり!と自分の中では好きな作品です。 あのカピカピした雰囲気がたまんない。ルイーズ役のスーザン・サランドン格好良すぎだしテルマ(ジーナ・デイビス)も( ・∀・) イイネ!ブラピもチョイ役で出とるで(この作品で注目されたらしい)。あのラストは「ああするしかなかったのか・・」と思いつつも爽やかだし。

 

 

そんなリドリー・スコットより僕と踊りませんか?

ではまた( ´ ▽ ` )ノ