そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

二階堂和美「いのちの記憶」を聞きたいがために観た『かぐや姫の物語』。

いーまのすべては

過去のすべて♪

 

くっそう。ジブリめ!いまいましい。感動しちゃったじゃねーか。やはりパヤオとは違い高畑作品はストーリーに定評アリ。つかまんま竹取物語じゃねーか。

 

高畑勲は鈴木Pに説得されてかぐや姫の物語を作ったそうで。そういえばパヤオの『風立ちぬ』も「こんなのアニメにしても誰も見たがらない」と躊躇してたのを鈴木Pに説得されたそうで。鈴木P恐ろしい子(子というよりはジジイ)。

 


6分 ジブリ かぐや姫 プロローグ 〜序章〜 11/23より公開 Studio Ghibli "Kaguya ...

 

一番最初に予告編見たときは「あ、矢野顕子だ!」と思ったのですよ。歌い方がなんとなく似てるよね(甘ったるそうな所とか)。

 

あの水墨画をアニメにしたようなところが好きだなぁ。味があるというか。さすが挑戦し続けるジブリだね。つかこんな誰でも知っているような話をアニメにして(しかも成功する)のは大御所の高畑勲くらいなもんじゃねーの?宮崎吾朗ちゃんの『ゲド戦記』は有名な原作だから(自分は知らなかったけど)大コケし『コクリコ坂から』は原作があまり知られてない少女漫画だったから良かったのかもね。

 

ま、『ゲド』は最初から最後までグダグダだったけどw。

 

話を『かぐや姫の物語』に戻しますが。最初は「高畑勲の新解釈が入っているのでは?」とワクワクしながら観ていたのですがね。最後まで『竹取物語』でした。当たり前っちゃ当たり前なんだけどさ。でも良かったんだけどね。こういうの好きなんだけどね。

 

あ、かぐや姫があっという間にどんどん成長するというのは新解釈かも。つかババァのポロリもあるでよ。しかも「急におっぱいが出るようになったんですよ」とは。高畑勲・・おそるべし。まさかアニメでばーさんのおっぱいが見られる(しかも大きい)とはw。

 

かぐや姫の求婚者に姫が無理難題を出して断るというのもまんま『竹取物語』。今回のアニメでは求婚者のキャラがアテレコしている俳優さんソックリなのが面白い。橋爪功はヒョロヒョロとしたあんな感じだし伊集院光はデブデブだし上川隆也はすっとした二枚目だし。

 

ていうか。帝の顎はなんであんなに尖っているの?カイジ??

 月の者たちがかぐや姫を迎えにやって来るというイマジネーションも好きだな。

 

 

そんなかぐや姫より僕と踊りませんか?

ではまた( ´ ▽ ` )ノ