なーみーだ見せぬように
えーがーおでサヨナラを♪
くそぅ。泣いちまったぜぇ。つかサザンの「蛍」という曲はサビの部分しか面白くないなぁ(何様)。
時代のせいにするのはアレなんだけどこんなにも必死で生きようとした宮部久蔵を「臆病者だ!」と罵っちゃうじいちゃん達は・・仕方のないと言えば仕方のない。当時、日本の思想は「お国のために」「天皇陛下万歳」に流れてるんだし。某NHKでたまにやる戦時中の話ではマジで自分が生き残るとかそんなことちっぽけも思わなかったそうで。
敵を打ちのめす。ただそれだけ。
ううむ。見事な洗脳。つかこの作品って「戦争イクナイ!」という反戦云々じゃなくて「生きる」ことに焦点を当てたんだな。あんまり堅苦しいと若者は観ないからね。
マッチョ思想全盛の流れの中で自分の意思を貫き通そうとする宮部久蔵(岡田准一)は格好いい!本当に岡田くんは某NHKの大河ドラマに出たりいろいろ活躍しまくってますな。孫の佐伯健太郎(三浦春馬)が祖父がどういう人物か調べる設定は某NHKでもやってるネタだけどね。ある意味自分探しか・・(いや、祖父探し?)。
主役は健太郎くんなんですが祖父の過去が重要でもあるので宮部久蔵でしょう。岡田くん活躍しまくりだし。完全に役になりきってましたな。後半に仲間が特攻で亡くなってしまい腑抜けっぽくなる様はなんか凄い。『くじけないで』とは違い現代パートも過去パートも( ・∀・) イイネ!
予告編でもあったが戦艦が撃沈されるシーンとか結構すごい。本編でも戦闘シーンはあったけどこの作品は人間ドラマがメインなので戦争ドンパチやってえらいVFXにも金かけて・・というわけではなさそう。ま、それでも金かけてるのだけど。
出演陣も結構良くてこちらのほうが結構お金かかってるかもw。つかそんだけ妥協しないんでしょうな。そんな意気込みが伺えるよ。宮部久蔵を知る者に橋爪功、山本學、田中泯、平幹二朗。特に井崎(橋爪功)の「私はあなた達にこのことを伝えるために生き長らえてるのかもしれない」と言うシーンは泣ける。
特攻前日(?)で宮部久蔵と大石(染谷将太)の会話が結構ぐさぐさ突き刺さります。うわー。なんかいいわ(涙)。
これは観てよかった。ラスト付近、健太郎くんが宮部久蔵に思いを馳せるシーンがあるんだけど「あんまし要らない演出だなぁ」と思ったがねw。
★
そんなサザンより僕と踊りませんか?
ではまた( ´ ▽ ` )ノ