そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

ぼなぺち。

正確には「ボナペティ(召し上がれ)」。

これ、なんかいいです。メリルーやエイミー・アダムスは『ダウト 〜あるカトリック学校で〜』で共演もしてるから息もぴったし(というかそれぞれの人生が展開されるので会うことはないのですがw)。メリルーはキュートです。本当に楽しそうw。『マンマ・ミーア!』よりもこっちのほうが似合っているんじゃないのと思うくらい魅力的。

で、この監督は『めぐりあえたら』『ユー・ガット・メール』のノーラ・エフロンw。この人は小道具を扱うのが本当に上手い。リメイクはオリジナルを越えないのが常套なのにエフロンにかかったらまるで新作のように料理してくれる。しかもオリジナル版は名作なのに(『風と共に去りぬ』や『麗しのサブリナ』等のリメイクがヒットしなかったのは名作過ぎるからw)。でもエフロン監督は違いましたね。自分のものにしちゃっているというか。まったく別物にしているというか。

『めぐりあえたら』は小道具をラジオ。『ユー・ガット・メール』はオリジナルが手紙なのに対しタイトル通りメールにして(一時期「ゆーがっとめーる!」というAOLのCMがウザイくらいに流れたよね。嗚呼みみたこw)。

そして今回の小道具はブログw。だんだん新しくなってきているなぁ。ジュリア・チャイルドが書いたレシピ通りに作った食べ物をジュリーがブログに書いて載せるという話なんだけど。ブロガーならではの「誰か見に来てくれているの?」「反応がないからダメなのかなぁ」という悩みもあり共感するところがいっぱい。それだけじゃなくジュリアとジュリーの生活が対照的に描かれていてなかなか面白い。どっかんどっかん笑えるというのではなくどちらかといえばクスリと笑えるタイプ。

佳作だけどなかなか良かったな。

ほな。ぼなぺち!