そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

評判いいのか。

現在、ひとり東野圭吾祭りを行ってますw。『容疑者Xの献身』を読み終えたのち、映画を観ました。原作はえらく感動しましたのでw。やはり原作と映画は別物だと思いましたね。いえいえ、映画の方も出来はいいのです。が、原作を超えるほどには・・というか同等になるということは無かったわけで。感動はしましたがね(原作読んだので途中で「ぐっ」と来たw)。

アレだけの内容を2時間ちょっとでまとめるのは・・というか原作どおりにすればよかったのでは?登山シーンは無駄だなぁ(原作にはないしw)。時間上、いきなり事件から始まっちゃうのは仕方ないにしても微妙に原作と違うのだよw。花岡親子が富樫からどんな仕打ちにあったかあのシーンだけでも想像つくけどもうちょっと掘り下げてほしかったなぁ。感情移入が原作とは全然違うしw。原作で美里ちゃんの「おかあさん、早く!」が映画にはなかったのが残念(わかる人だけわかってくれw)。でも原作と違い美里ちゃん、結構喋ってましたねww。

それに花岡靖子、簡単に石神を部屋に入れすぎw。原作はいったん石神を帰してから・・というのだけどな。つかそれが自然だと思うけどww。なんか微妙なんですね。でも基本は同じなんでストーリーは破たんしてないのですが。

結論からいえば面白いです。ベースが同じなんだから面白くならないはずがないw。でも微妙に違うので原作ファンは感動薄れます。見どころは松雪さんの演技ですねw。あと堤クンww。完全に2人の映画です(『羊たちの沈黙』がジョディとホプキンスの為の作品であるようにww)。もう・・演技うめー!これだけで元はとれまっせw。ただ堤真一はどう見てもイケメンなんだよね〜(まだ言ってらw)。原作はイモメンであるのに(途中から工藤という男が登場しますが原作ではイケメンな筈なのに・・)。

原作は涙を流すほど感動したのに映画は普通程度の感動(をい)。原作と同じように「なぜ石神は花岡親子に執着するのか。単なる片想いなのか」を映像化しましたが原作は2ページにわたり書いてます。だから花岡靖子の苦悩が生きるのですが映画ではそのところを深く描き切ってなく非常に残念(この部分がキモなのにw)。

ところで。この映画結構評判よくて公開してからずいぶん経つのにもかかわらずほぼ満席状態w。ぴあサイトのアンケート(?)でみたら91点だって。なかなかw。でもワシは80点かなww。感動したけどね。「をいをい。湯川学は花岡靖子にイキナリ核心に触れること言うのかよ」みたいな。

でわでわ。今日はこれまで。