号泣。
大抵の映画CMでは「大ヒット御礼」とこれ見よがしに大きく宣伝するけど。うん。これは納得。泣けるミステリーに嘘偽りないね。
加賀恭平シリーズって結構好きなんですが。前作『麒麟の翼』より泣けた。これも点が線に繋がる時「あ・・」と感動したのですが。今作は良い意味で「卑怯」としか言い様がない。小日向文世さんはズルい。まじで。勘弁してくれよぅ・・。
キムラ緑子さんのゲスっぷりといい役者陣が素晴らしすぎる。特に浅居博美(松嶋奈々子)の子供時代を演じた桜田ひよりがスゲー。『ソロモンの偽証』の藤野涼子なみの演技力。父親との別れシーンは涙流さずいられない。
このミステリーがすごい! 2014年版では10位、2013年の週刊文春ミステリーベスト10では2位を記録。2014年3月には、第48回吉川英治文学賞を受賞した[4]。評論家の川本三郎は本作を「犯罪の背後に犯人の経済的苦境が浮かび上がる松本清張の世界を思わせる古典的ミステリー」と評し、清張作品の『砂の器』との類似を指摘している[5]。また、書評家の岡崎武志も「東野版『砂の器』ともいえる」と評している[6]。
やはり東野版『砂の器』だと思ったのは自分だけではなかったのね。それに映画の演出も冒頭のいくつかの事件説明シーンは『砂の器』と同じだったし。原作も映像も類似している箇所多し。阿部ちゃんが出てから加賀恭平シリーズぽくなったが(加賀恭平は前半の途中から捜査に参加します)。
加賀恭平シリーズに相応しい幕引き。事件解決に加え、加賀親子の確執も明らかになるのだが「繋がりが無いようで実は意味がある」演出は見事。脚本がいいね。
★
素晴らしいのはタイトルだけではなかったのだ。
そんな阿部ちゃんより僕と踊りませんか?
ではまた( ´ ▽ ` )ノ